2024/11/27 21:27
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2006/03/28 13:27
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いまさら、メメントを観た。ずっと観たかったんだけど 機会を失って観ることができずにいた映画。 10分前の記憶がなくなってしまう、忘れるという恐怖の世界だ。 ガイ・ピアースは、LAコンフィデンシャルを観て以来だが、 その役とはまるで違い、見た目も変貌しているようだった。 奥さんが殺されたことのショックで記憶を失い、 殺した犯人を捜すことが目的であるが、 10分ごとに現在から過去へさかのぼるようにして 話が進められ、そのアイディアは斬新で見事だった。 記憶を忘れるということの恐ろしさがよく表現されており、 記憶喪失が実際にある症状だと思うと、哀しくなる。 関係ないけど、ワタシ、マルホランド・ドライブって観たっけな。 ワタシも、過去の嫌なことを一切忘れたい。 でも、忘れないことのほうがしあわせであるとかみ締めることができた。 認識。きょうは逃げから現実へ呼び戻されている感じ。 記憶は、自分を見失わない大切なものであり、 記憶は、自分を正当化することなく、真実を伝えてくれる。 どんなに嘯いてみても記憶を消すことができないから リアルな感情にならせてはくれない。 過去の記憶はありながら、 10分前にしたことを全て忘れるこの話の場合、 彼は過去のことも真実以外の話を創り上げ、 自分で創り上げた真実を自分で書いたメモ書きで10分後にそれを信じ、 自ら奥さんを殺してしまったにもかかわらず、 自分を正当化して犯人を捜し続けている。 記憶喪失の新しい恐怖が存在する。 これは実に哀しい。本当に哀しい。 わたしは五体満足で、明るく笑える。 良いことである。ごくごく普通の生活に乾杯! PR |
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